朝鮮全土を歩いた日本人

朝鮮全土を歩いた日本人―農学者・高橋昇の生涯 朝鮮全土を歩いた日本人―農学者・高橋昇の生涯
河田 宏
日本評論社 2007-12
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大正末期から昭和の敗戦まで、朝鮮半島の伝統農法を歩いて調査した高橋昇の伝記。 ちょっとした契機があって、Mさんから貸してもらって読んだ。 タイジュが農学部に進学したいっていうので、農学者ってどんな人なのか興味があって。

農業は、特に地域の土壌や自然や気候と深く結びついている。 高橋は東京大学の農学部出身だけど、彼が農学を学んだ頃は、西洋の発展を取り入れようとする気風が高い時代だったこともあり、西洋の農法を学んだ。 だけど、それを日本の農法に取り入れようとしても、日本の風土には合わない。その経験から、サリウォンの農業試験場長をつとめた時代に、朝鮮の伝統農法を自分の足で見て歩き、膨大な資料を残した。

農学者と農家の関係がよくわる本だった。 それにしても、当時の日本政府の政策の酷さよ。 植民地の民は自分たちの国策のためにあるという理解が成りたつことのおそろしさ。

反面、高橋昇のような農学者は、その政策を批判するだけでなく、実質的に貧しい農家が生きながえることができる方策を探していこうとする。 それは何よりも力強い。 タイジュも農学を学ぶのなら、タイジュの一生を打ち込んで甲斐のある方法を学んで、身につけて、実践して欲しいなぁ。 楽しい人生になるよ、ほんとに。

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