閉ざされた国ビルマ

閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく 閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく

高文研 2010-01-31
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宇田さんの本。妹に頼んでたのがようやく届いた。表紙の写真が印象的。

内容は宇田さんがこの17年間取材してきた、カレン族とビルマのこと、軍政がビルマ国内にどのようにひろがっているのか、少数民族のことなど。1988年の民主化運動以降、ビルマという国がどういうことになっているのかが、宇田さんの目を通して描かれている。
あとがきで宇田さんはなぜビルマのことに深く入れ込むようになったのかという経緯と、カレン族を取材して前線にでかけたときのことを書いているけど、その部分が絶品。国家や政府のような大きな力がすることに対し憤りをおぼえるとき、一人の個人の力はあまりに小さすぎるように思える。だけど、宇田さんが記録してきた写真のなかには、ビルマの国内や周辺に住む人々が、あの現場に生きていることが、確かな宇田さんの視線をもって刻まれてある。そしてそれは私に勇気をくれる。自分のこの目でみているこの世の中で、いま自分がしていることは、ちっぽけなんかじゃないってことを教えてくれる。ビルマのことを通して、そういうメッセージをこの本から受け取ることができた。

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