Le Mali pleure, le Mali gemit, le Mali Souffre(マリは叫んでいる・泣いている・苦しんでいる) 

精華時代のお知り合い、ウスビ・サコさんはマリ共和国出身。7カ国語くらいは平気で話す人だけど、誰もが驚くほど日本語がとても流暢。それも半年くらいで話せるようになったというから、あんまり不思議で、秘訣を尋ねたほど。サコさんの答えは「秘訣?ありますよ! 自分は日本人で日本語しか話せないと思い込むこと!」。
冗談のような答えだが、サコさんがそういうと妙に説得力があって、忘れられない言葉になっている。

そのサコさんが先月22日に、マリで起こったクーデターのことをFBで説明してくれていた。直接の原因は、西欧諸国の手で崩壊したリビアのカダフィ政権のもとで働いていた軍人(その多くはマリ北部出身者)が、政権の崩壊直前、武器を盗んでマリに戻ってきてたのだそうだ。その彼らがトアレグの独立運動グループとして北部を占拠してクーデターを起こした様子だ。
まだまだ私の理解が及ばないアフリカ諸国間の関係が、サコさんの説明で少しずつ鮮明になっていく。
許可をもらったので、ここにメモしておきます。

Le Mali pleure, le Mali gemit, le Mali Souffre(マリは叫んでいる・泣いている・苦しんでいる)
皆さんもご存知と思いますが、4月1日よりマリ北部(国土の60%)はトアレグ族の武装グループ(Mouvement National de Liberation de l’AZWAD (MNLA)とイスラム過激派グループ(Les islamistes d’Ansar Dine, chef touareg Iyad Ag Ghaly)、アルカイダ・マグレブ(アフリカ北部)(-Qaïda au Maghreb islamique (Aqmi) )によって制圧されています。クーデータ等で指示体系が乱れている政府軍は殆ど戦わず、恥ずかしながら逃げてしまいました。制圧されている地域には世界文化遺産に登録されているモニュメントは2か所もあります。ガオ(アスキアの墓)とトンブクトゥ(3つのモスクと旧市街地)。元々、この戦いを始めたのはMNLAでしたが、他の2グループが後で加わって、一緒に大都市を制圧されたそうです。問題は、この3つのグループ、少なくても2対1で価値観がわかれています。マリをイスラム国家にしたい過激派グループ、北部を独立国家にしたい武装グループに分かれます。一方で、先週、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS=CEDEAO)が、マリで起きたクーデータを強く非難し、一日も憲法とマリ国家の正常な運営に戻ることを新しい軍事政権に指示しました。4月2日までに戻らない場合、マリに対して、経済制裁(禁輸措置)と外交制裁を行うことを言い渡されました。新軍事政権は、憲法を戻すが、選挙や臨時政権について話し合いたいと返事しました。しかし、ECOWASは、それだけで納得はいかないと言い、一日も早くマリは正常の状態に戻ることを強く望むため、4月2日から経済制裁を行い始めました。簡単にいうと、内陸国のマリには全ての国境を閉じられ、食糧等、輸入品は入らないようにされ、さらに、アフリカ共同、西アフリカ共同の銀行を全て活動停止にされたわけです。しかし、いくら軍事政権をいじめたいと言え、制裁の影響を受けるのは国民であり、経済力等のない庶民であります。これからの流れとしては、西欧諸国は、イスラム過激派がマリ全土に影響力を広げるのは非常に危険であり、望ましいものではないと、非難をし始め、マリの政府軍が戦えないのなら、西アフリカ経済共同体軍と国際連合軍をマリの北部に送る込むことも視野に入り、検討をし始めているそうです。結局、皆さんはいままで、何を待っていたのでしょうか?何を望んでいたのでしょうか?私達は結局誰を信じ、誰を支持すればよいのでしょうか?マリのこれまでの平和ボケの風景が一日も早く戻ることを強く望んでいます。(2012年4月5日)

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