Layer of Underground


地下鉄の使われていない作業員部屋で亡くなったホームレス、アンソニー・ホートンさんのことを書いたことがある。彼は『ピッチブラック』という本を残していた。図書館から借りてようやく読むことができた。

ほとんど白黒の絵で構成されている本で、言葉は少ししかない。けど、柔らかな心、悲しい感情、恐怖、欲望とかが、言葉を超えて伝わってくる。

NYをすごく捉えてるとおもった左の一枚のページ。

お金持ちも貧乏人も、普通に行き来する地面の上。

けど人間がつくった建物のなかには、社会構造が組み込まれている。

この絵にはかかれてないけど、ニューヨークの高い高い高層ビルには、一般労働者の360倍も収入を得る人たちてっぺんに抱く。グラウンドから上へ上へ、お金をつみあげるように、お金持ってる人はその多さと比例して存在する場所も上へ上へ。

ホートンさんはPitch Black は、地面のゼロ地点から、下へ下へ。どれだけも、まだまだ深く、下へ下へ。

地下の一番上の階層は、労働者の足、地下鉄を利用する人たち。 その下も、地下鉄が層になっている。

そのまた下の階層は、使われない作業場もおおく、そこにはホームレスが住み着いている。

ホームレスにもまだ階層がある。どんどん下にいくにつれて、電気も、ガスも、水道もない。

ねずみが這い回り、地下水が染み出す、そんなところにも、まだ生息している人間がいる。

ピッチブラック。 真っ暗闇。

お金という衣がなければ、簡単に、下へ下へ落ちていく。

アジアの縦社会は年齢と性差が入り混じってるけど、

NYの縦社会は、シンプルにお金が軸になってるってことをこれだけはっきり見せてくれた作品に、初めてであった。

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