Humans of New York, refugee stories 6

一カ月後、オーストリアに着いた。最初の日、パン屋でフリッツ・フンメルという男と出会った。彼は40年前にシリアに来たことがあって、とてもよくしてもらったと話してくれた。それで僕に服や食べ物、なんでもくれた。やがて彼は僕の父親のような存在になった。

彼は僕をロータリー・クラブに連れて行き、グループの全員に紹介してくれた。皆に僕の身の上に起こったことを話し「彼のために何ができるだろうか?」と聞いてくれた。僕は教会を見つけ、彼らは住む場所を見つけてくれた。

すぐに、言葉を学ぶことを自分自身に約束した。一日に17時間、ドイツ語を勉強した。一日中子供向けのお話しを読んでいた。テレビもみた。できるだけ多くのオーストリア人と会った。7カ月後、僕の身分を決めるために裁判官に会うときがきた。このときにはもう上手く話せるようになっていたので、ドイツ語でインタビューをしてくれるように裁判官に頼んだ。とても信じられない、と言った様子だった。

裁判官は、僕がすでにドイツ語をマスターしたことに感動し、インタビューは10分で終わった。彼は僕のシリア人の身分証明書を指差して「ムハンマド、君にはもうそれは必要ない。君はもうオーストリア人だ!」と言ったんだ。

(ギリシャ、コス)(6/6)

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