Humans of New York/ニューヨークの人びと

両親は十代で私と弟の親になった。母は私たちを小さい頃に捨てたの。父が母のことを躁うつ病って説明してくれた。9歳か10歳のとき、弟と一緒に図書館にいって「躁うつ病」って何なのか調べようとしたことを覚えてる。

それから何年かは、母は弟と私の生活に関わったり離れたりを繰り返したけど、長くとどまることはなかった。父も大して変わらなかった。めったに家にいなかったし。弟と私は、自分の面倒は自分でみるしかなかった。

学校が唯一のはけ口だった。ダンスチーム、生徒会、優等生の会から重量挙げまで、手あたりしだいなんでもやった。家族のなかではじめて大学に進学したの。それからコロンビア大学の大学院に進んで、今は低所得層の学生のために大学のカウンセラーをしている。

両親とは話してない。母はたまにテキストを送ってくるけど返事は返さない。あの人は、私がきちんと生きていることに、自分が何らかの役割を果たしたと思いたいの。私の写真を仕事場のあちこちに貼って、同僚に、まるで自分が私の人生の一部だったみたいに話してる。

あの人にそんな満足感を持ってほしくない。だって、関係なかったもの。あの人が為になってくれたことなんて何にもない。

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