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HONY in Iraq -2

母は僕が2歳のときに亡くなったから父と2人暮らしでした。父は最近、僕にすごく腹をたてています。父は僕を自分と同じような技術者にしたかったんだけど、僕は専攻を写真に変えたんだ。

最初、それを告げた時は何の感情も見せなかった。いつもポーカーフェイスなんだ。でも僕にはわかる。ささいなことで怒るし、買い物に一緒に来ないか、とも言わなくなった。前は市場に一緒に行ってたんです。西瓜を選んで、調べて、僕に渡してからどう思うか聞く。そんなこと、大したことじゃないみたいだけど、一緒に過ごす時間は僕には大事なものでした。でも僕が専攻を変えてからは一緒に行こうって言わなくなった。

でも、すこしずつマシになってると思います。最近、写真の大学の入試で上位5%の点数をとりました。父に告げた時、何の感情もみせなかった。でも次の日、僕が買い物に行きたいかどうかを聞いてきました。ものすごく嬉しかった。だって、この世にたった2人なんだから。それに僕は父をすごく、すごく、すごく、すごく好きなんだ。

(Tehran, Iran)

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HONY in Iran

18年前にイランを離れてイギリスに渡った。戦争が終わったばかりであまり仕事もなかったから、ここを出なくちゃと思ったんだ。でも英語が話せなくてさ。大学にも行ってないし、どうすればやっているのかわからなかった。

イギリスに着いて、2人のアフリカ系移民とシェアする小さなアパートを見つけた。コミュニケーションなんてとれなかった。テレビをつけても何を言ってるのかわからなかった。自信なんて木端微塵さ。

幸いなことにイラン人の移民でフィッシュ・アンド・チップスの店をやっている人と知り合って、店で働かせてもらえることになった。仕事は床のモップがけとジャガイモの皮むき。

慣れるのはほんとに大変だった。ものすごく寂しかった。故郷じゃあレスラーをやっていたんだ。皆、尊敬してくれたさ。それがいまや一番底辺にいるんだぜ。

何年かたって、いまは自分のレストランを何軒か持ってる。でも、あの最初の夜は、アパートに着くまでの帰り道を泣いて歩いたよ。

(Namakabroud, Iran)