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Story of Immigrant : Vendor

移民についての聞き取りをはじめることになった。手始めにベンダーインタビューから。さて、どこから手を付けようかな。

昨今のベンダー事情。違反チケットのこと。何が一番売れてるか。どういう人が買っていくのか。働いている時間は? ベンダーはじめてどれくらい? 一番困ってること。家族のこと?

  • NGO「Urban Justice Center」が主催するThe Street Vendor Project トライステイトの2万人を超えるベンダーを支援するサイト。
  • A Day in the Life of a Food Vendor-NY Times、2017年4月18日
    ウォール街でフードベンダーをしているKabir Ahmedさんの話
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Trump deportation and NYC

久しぶりに新聞記事を書いて、最近は物事を筋道たてて読むことを怠ってたことに反省。書く時間をとらないとね。

2017年1月20日、トランプが大統領になった。それからDay5。毎日毎日、トランプってこんなに働き者だったっけ?て思うくらいいろんなことをしでかしてくれてる。

昨日は移民法に手を付けた。ABCニュースによると、25日、国内の在留資格のない移民――2014年のピュー調査の推定で約1100万人――を強制送還すると大統領令をだしたそうだ。

Trump’s Order May Mark 11 Million Undocumented Immigrants for Deportation: Experts

これによると、大統領令では「犯罪を犯した、在留資格のない移民/Undocumented immigrants」を最優先にするとしているけれど、それには軽犯罪/misdemeanorも含まれるとしている。軽犯罪というところが微妙で、それには交通違反も含まれるし、心配されているのはビザの期限切れ/over stayも含まれるかもしれないって指摘している。

大統領令は広範囲にわたっていて、条項の1つには「適応する連邦法を遵守しない管轄区/jurisdictionは連邦の資金を提供しない」とあって、サンフランシスコやオースチン、ニューヨークといった、移民の保護を明言してる都市には、法執行援助だけじゃなく連邦からの資金全部っていうようにも読める。同じ大統領令で、国境警備員を増やすことも含まれてる。

これに対してニューヨーク市のデブラシオ市長は、もし大統領令で保護都市から連邦資金を奪うことがあれば連邦を訴えるといってる。
De Blasio Threatens to Sue if Feds Enforce Trump’s Immigration Orders

サムと私はデブラシオの市長就任パーティでメールを登録してるので、メールでも反対署名を募集してた。はい、もちろん署名しましたとも。

 

At Hamilton, Nice statement!

https://static01.nyt.com/video/players/offsite/index.html?videoId=100000004777637

金曜の夜、ブロードウェイでのできごと。日本語は下。

Well Done!
”Tonight, VP-Elect Mike Pence attended #HamiltonBway. After the show, @BrandonVDixon delivered the following statement on behalf of the show.”
And Trump react on Twitter
“The cast of Hamilton was very rude last night to a very good man, Mike Pence. Apologize!”

とても高くて観に行けない人気のミュージカル「ハミルトン」。先日、副大統領になる予定のペンス氏が観劇したそうな。ペンス氏が席につくとき、拍手まじりのブーイングで迎えられていたみたい。

劇のおわりに、劇中でジェファーソン大統領時代の副大統領、アーロン・バーを演じている役者さんが、客席のペンス氏に敬意を評したあと

「私たちアメリカ人は多様です。私たちは新政権が、私たちやこの地球、子どもたちや親たち、そして私たちを守り譲ることのできない権利を守ってくれないのではないかと、不安に思い心配しています。
この劇があなたに、アメリカの価値観を支持しすべてのアメリカ人のために働くように触発を与えたことを切に願っています」
と言った(すばらしい!)んだけど、

それに対してトランプはツイッターで(というところがセコい)「ハミルトンの役者は善良なペンスに対して無礼きわまりない、謝れ!」とつぶやいた。

劇側は「大統領当選者氏がまだこの芝居をみていないなら、ぜひいらしてください」と返してた。

ハミルトン、一時期は一席平均15万くらいしてて諦めてたけどやっぱり観に行きたくなってチケットチェックしたら、一番安い席でも7万!! あーーー、無理だぁ。。。

Movie: The best democracy money can buy

Directors: Greg Palast, David Ambrose
Writer: Greg Palast
Stars: Leni Badpenny, Richard Belzer, Rosario Dawson
Country: USA
Language: English
Release Date: 2016 (USA)

日曜日の夜、チェルシーで初公開されたドキュメンタリー(これもドキュメンタリー?)「The best democracy money can buy」をみてきた。

ディレクターのグレッグ・パラストは、2000年の大統領選のときから、この選挙には不正があると主張する。今回の選挙では、トランプ子飼いのカンサス州のクリス・コバック総務長官が仕掛けた「クロスチェック・プログラム」。彼は29州にわたって、重複した投票があることをコンピュータープログラムで明らかにしたと主張。重複選挙者のリスト、720万人分を作成した。このリストに従って、11月の大統領選では、重複選挙者の投票は無効とされる危険があるという。

映画はアメコミ風の仕立てになってて、ウィリー・ネルソン(彼もリストに名前が載っている)がでてたりで面白かったけど、話があちこちにとんでいくのでついていくのがやっと。

アメリカの選挙は2000年のゴア対ブッシュのフロリダや、2012年のウィスコンシン州リコール知事選とか、どう考えてもこいつが勝つのはおかしいやろ、とおもう人たちが当選することがあるので、不正が働いていてもおかしくないという感じがするのはほんと。

今回も、民主党予備選でもニューヨーク州は何十万人の人が選挙することができなかった。アメリカは選挙するまえに「自分は選挙しますよ」と地域の選挙管理事務所(だったとおもう)に登録しないといけないシステムなんだけど、そこにあるはずの自分の名前が無かった人が多かったんだよね。

後で理由が公表されたけど、それはハリケーン・サンディのときがちょうど選挙があった年で、被害にあった人が一時的な措置で避難先から投票したので、その人たちの名前がそのままになっていたとかなんとか。結局、投票できなかった人の分を合わせても結果を覆すことができないので、それがそのまま通ったんだよね。

今回も、そういう不正の種が仕込まれているかどうかは映画だけでははっきりしないけど、映画館には監督で、同名の本も出版しているグレッグ・パラストさんもきていた。観客の中には今度NY州の上院議員選に現議員のチャック・シューマーの対抗馬として緑の党から立候補しているロビン・ラバーン・ウィルソンさんもきていた。彼女とトイレでばったり会ってちょっと話すことができたけど、気さくなお姉ちゃんで、応援したくなったな。

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J’ouvert Pagwah Mas

City accounced today they will
・Issued an official parade permit to J’Ouvert City International
・Added over 200 light towers to the parade route
・And significantly increased the number of police officers assigned to Crown Heights, East Flatbush, and Flatbush.
it look like the parade will be official but put more under police surveillance….

市長が今日、今年のジュベイのパレードは公式行事にするとアナウンスした。去年、知事の側近がギャングの抗争に巻き込まれて撃たれて亡くなったこともあるから仕方ないにしても、ジュベイが公式行事になるのかぁ、、、道路の灯りも200基ほど増やし、警察の数も増えるんだとか。

9月の第一月曜日はレイバー・デー。ブルックリンでは、200万人が集まるといわれるウエスト・インディアン・ディ・パレードがあるけれど、ホントに面白いのはこのディ・パレードの前夜のジュベイのパグァ。

ジュベイ(J’ouvert)のパグァ(Pagwah)は前夜祭みたいなもの?で、パーティ好きなカリブ諸国の、特にサムの故郷のトリニダード・トバゴのカーニバル。陽が落ちてから昇るまで、数千人がさまざまな山車に乗ったり、大音量の音楽に合わせて踊る。色とりどりのペイントやベビーパウダーをかけあうので、朝型になると頭のてっぺんからつま先まで大変なことになってる。まあ、楽しいストリートパレードですわ。

こういうお祭りだから、ギャングの抗争も起こりやすいし、取り締りも厳しくなるのはわかるけど、こういうのを公式行事で警察の監視下でやるってなんだかなぁ、、とも思うわけです。なんだか味気ないちゅうか、、。

調べてみると、パグァというのは、もともとはヒンズー教で春に行われるホーリー祭のことのよう。悪魔祓いとか、豊作祈願とかそんなお祭りで、緑や黄色やピンクの色粉とか、水をかけあうお祭り。ジュベイのパグァもよく似てるよね。でもヒンズー教のお祭りとは、きっとカリビアンたちは聞いてびっくりかもね。

http://nypost.com/2016/07/26/jouvert-festival-gets-official-city-approval-for-first-time/

Rikers Island: Gang assault by officers

2012年7月11日、ライカーズ島で受刑者のジャマール・ライトフットさんが殴打される事件があった。囚人を集団暴行を加えた元看守らのうち7日、エリゼオ・ペレス元警備副主任を含む5人の看守にライトフットさんへの集団暴行で有罪を宣告。看守のジェフリー・リチャードさんは無罪とした。エリゼオ・ペレス、アルフレッド・リベラ、トバイアス・パーカー、ホセ・ペレラ、デビッド・ロドリゲスが有罪。最高15年の可能性。

そして10日、ジェラルド・ボーン元警部と矯正局の元職員2人がジャマール・ライトフットさん殴打事件を隠ぺいしたとして有罪判決を受けた。ジェラルド・ボーン元警部は集団暴行、暴行、職権乱用で有罪、看守のハーモン・フレアソンとドウェイン・メイナードは、職権乱用および軽犯罪で有罪判決を受けた。ボーン元警部は最高で懲役15年、残る2人は最高で実刑1年の可能性。業務記録の改ざんや虚偽の証拠捏造では無罪が認められた。

非陪審審理の判決をくだしたのはブロンクスの州最高裁のスティーブン・バレット裁判官。量刑は9月6日の予定。

検察の調書から事件の概要

ライカーズ島で、ペレズ被告は囚人のジャマール・ライトフットさんが自分をにらみつけたため看守らに痛めつけるよう命じた。看守らはライトフットさんを監視カメラが設置されていない独房のなかで殴打した。ライトフットさんは両目の眼窩を骨折、鼻を骨折するなど、顔面を負傷した。看守はその後、報告書を改ざんし、ライトフットさんが金属片で看守の1人を傷つけたと主張した。金属片は看守らが偽造したものだった。

判決文で「制服とバッジは犯罪者を免責しない、また囚人も人間扱いされなければならないという明らかなメッセージを送るものである」とブロンクスのダーセル・クラーク地方検事は述べた。

前組合長が汚職事件で摘発されたため、看守組合の新代表となったフセムディーン氏は「今日の判決は言語道断。この国の法制度は暴力的な犯罪者を守り、職務を全うする看守を迫害し続けている。誰もが憤慨すべきだ」と述べた。

New York Times:Rikers Island Guards Accused in Inmate’s Beating Will Not Testify

New York Post: Rikers guards found guilty of beating inmate, failed coverup

WSJ:Ex-Correction Department Captain Convicted in Beating of Rikers Island Inmate

Truth of Rikers Island and Bronx Judicial system

http://www.democracynow.org/embed/story/2016/6/3/a_school_for_suicide_how_kalief

http://www.democracynow.org/2016/6/3/a_school_for_suicide_how_kalief

This is one year anniversary from Kalief Browder passed away. He commit suicide. When he was 16, he was sent to Rikers Island on suspicion of stealing a backpack. Only “suspicion”. Because of nonfunctional Judicial system of Bronx, he have to stay adult prison for 800 days.

Some journalism chase a place where has sun light, but i more appreciate the journalism which spot light to the darkness in the system. thanks for The Democracy now! and the New Yorker.

here after, i translated above video into Japanese.


『自殺を学ぶ学校』:カリーフ・ブラウダーはライカーズ刑務所で過ごした3年の間で自殺することをどのように学んだか

2016年6月3日:デモクラシー・ナウ!

カリーフ・ブラウダーは有罪判決を受けることなく、ニューヨークの刑務所で3年を過ごした。彼はおよそ1年前の2015年6月6日、自分の命を絶った。2010年、カリーフがたった16歳の時、リュックを盗んだ疑いでライカーズ島に送られた。それからほぼ3年の月日をライカーズ島の刑務所で過ごした。有罪判決はおろか、裁判すら受けることなく。800日近くもの日々、彼は独房に入れられた。

ザ・ニューヨーカーの新しい記事は、ライカーズで1人の受刑者が自らの命を絶とうとしてから、カリーフが自殺する方法を学んだことを詳しく教えてくれる。記事はまた、カリーフが自分の命を絶とうとしていたときに、看守が「お前が飛べないとしても、いずれはみんな向う側にいくんだ。お前もいくんだから、飛べ。やれ、飛ぶんだ」とカリーフを追い立てたことを、死ぬ前のカリフから詳しく聞いている。

この記事を書いたジェニファー・ゴナーマン記者に話を聞く。ゴナーマン記者は2014年、ザ・ニューヨーカーにカリーフ・ブラウダーの話を『法の前に:少年はリュックを盗んだと疑われた。裁判所は彼の人生の3年を奪った』と題し、はじめて記事にした。新しい記事で、記者はライカーズで自殺を試みたブラウダーの経験を詳述する。「彼のライカーズでの話やライカーズで過ごした時間は、まるで自殺のための学校のようでした」とゴナーマン記者はいう。


エイミー・グッドマン:およそ一年前、2015年6月6日に自らの命を絶ったカリーフ・ブラウダーさんの悲劇の新事実です。22歳で自殺したカリーフさんはニューヨークの学生で、嫌疑をかけられた犯罪で有罪になることなく3年間をライカーズ島の刑務所に収監されました。 2010年、たった16歳のとき、リュックサックを盗んだ嫌疑をかけられ、裁判を受けることなくライカーズ島に送られたのです。裁判もなく、有罪判決もないにも関わらず、それから3年をライカーズ島ですごしました。800日近くにもおよぶ時間を独房に入れられていました。カリーフさんは無実を訴え続け裁判を要求しましたが、裁判は何度も繰り延べられ、司法取引が提供されるばかりでした。収監期間が終わりに近づくと裁判官は、もし裁判になると、有罪になった場合、刑期は15年になる可能性があると申し渡しました。それでもカリーフさんは司法取引を拒否しました。彼が釈放されたのは、訴訟が棄却されたからでした。

カリーフ・ブラウダーさんはライカーズに収監されている間、監禁されていることから生じる鬱と自殺願望にさいなまれていました。彼は何度も自殺を試みました。今、ザ・ニューヨーカー誌の新しい記事で、1人の受刑者が自らの命を絶とうとしたのをみてから、カリーフさんが自殺する方法を学んだことをジェニファー・ゴナーマンさんが詳述しています。

記事はまた、カリーフさんが自分の命を絶とうとしていたときに、看守が「お前が飛べないとしても、いずれはみんな向う側にいくんだ。お前もいくんだから、飛べ。やれ、飛ぶんだ」とカリーフを追い立てたことを、亡くなる前のカリーフさんから詳しく聞いている。

カリーフさんの事件の新事実は、現在収監されている1万人の85%がまだ裁判を受けていないという、悪名高い刑務所のより詳しい調査で明らかになりました。ザ・インターセプトは水曜日、ハイロ・パストレッサさんの事件を報告しました。彼は2010年に逮捕されて以来、6年も裁判を待っていたのです。ライカーズはまたエイタブデル・セーラムさんの事件でも今週のヘッドラインを飾りました。彼は5カ月間、ライカーズに収監されていました。保釈金がたった2ドルということを誰も告げなかったからです。

カリーフ・ブラウダーさんとライカーズ島に話を戻しましょう。記者であり、作家でもある、ザ・ニューヨーカーズの寄稿編集者のジェニファー・ゴナーマンさんをお招きしています。彼女は2014年の記事、『法の前に:少年はリュックを盗んだと疑われた。裁判所は彼の人生の3年を奪った』で『カリーフ・ブラウダーさんの物語をはじめて明らかにしました。

ジェニファーさん、ようこそデモクラシー・ナウ!へ。去年のカリーフさんの自殺から学んだことを教えてください。

ジェニファー・ゴナーマン:はい、カリーフさんの自殺から月曜日、6月6日で一年になります。彼について書こうと思っていて、追跡して、彼が人生の最後に提出した3つの宣誓供述書を捜し出してなんとか得ることができました。そのなかでニューヨーク市の弁護士から何時間にもわたってライカーズ島にいた時のことを面談を受けていました。最後のものは一年前の5月で、ライカーズ島で自殺を試みたことに大きく焦点が充てられていました。実際のところ、宣誓供述書についてこれ以上何も書く気はなかったのですが、それらを読んだとき、もう少しで椅子から転げ落ちそうになったのです。いくつかの新しい事実に動揺して、それについて書くことになり昨日、いまあなたがまとめてくれたことをザ・ニューヨーカーズのウェブサイトに発表しました。

エイミー・グッドマン:新しい事実について話してください。

ジェニファー・ゴナーマン:基本的に――彼がこのフレーズを使ったわけじゃないんですけど、彼のライカーズとそこにいた時間の説明はまるで自殺するための学校のようでした。逮捕される前に自殺することなんか考えたこともなかった。刑務所にいったのは16歳のときで、2010年の春でした。あるとき、刑務所にいた思春期の若い男の子が下のブロックにいて、その子がシーツを首に巻いた姿で独房からつれていかれたのを目撃したのです。男の子は死にませんでしたが自殺しようとしたのです。それから、まるで自殺未遂が培養されるように彼もそれに晒されて、自殺を自分の内側にとりこんで始終それについて考えていたのです。あなたが行ったように、独房に監禁されていましたから考える時間はたっぷりあったのです。

エイミー・グッドマン:800日も。

ジェニファー・ゴナーマン:ライカーズも、多くのところでも、世の中の順序がちょっと難しくて、その、ライカーズの世界ではまったく逆さまなんです。守衛にわかってもらうため、唯一の方法が、独房のなかで自分自身を傷つける、それが独房をでて一般の集団にはいるため、居住状況を改善するための唯一の方法で、だから、そこには根深い懐疑論のようなものがあるのです。

そしてこれがこの話を通じて明らかになることです。明らかにカリーフさんは本当に落ち込んで自殺願望がありました。でもそういった事情もあって、深刻に扱われません。そういったことで、刑務所はまるで精神病院のようなものなのです。

エイミー・グッドマン:カリーフ・ブラウダー自身の言葉に代えたいと思います。これは2013年、ハフポスト・ライブのマーク・ラモント・ヒルのインタビューで、ブラウダーさんがライカーズ島で自殺未遂をしたこと、精神医学的な援助を得ようと努力したことを話しています。

カリーフ・ブラウダー:5回か6回くらい自殺しようとしました。

マーク・ラモント・ヒル:5,6回、自殺未遂したのですね。

カリーフ・ブラウダー:はい。

マーク・ラモント・ヒル:すべて刑務所にいたときでしたか?

カリーフ・ブラウダー:はい。

マーク・ラモント・ヒル:うわー。

カリーフ・ブラウダー:そして精神科医やカウンセラーか何かに会いたいと看守に話そうとしたんです。僕は大丈夫じゃないから、精神科医の助けが必要だって看守に言ったんです。事件からくるストレス、僕に起こったこと全部、もう、誰かに話さないともう耐えられないんだ。誰かに話して、話さなくちゃ、話してストレスを逃がさないと。でも看守たちは僕のいうことなんて聞きたくない。だれも聞こうとしてくれない。

エイミー・グッドマン:刑務所から釈放された直後のカリーフ・ブラウダーさんでした。人々がカリーフさんの話に耳を傾けなかったときに、ジェニファー・ゴナーマンさん、あなたは彼の話に光を与えるという素晴らしい仕事をしました。もう一度、彼がなぜ16歳という歳でライカーズに送られたのか説明してください。

ジェニファー・ゴナーマン:はい。2010年の春、ブロンクスでパーティの後、歩いて家に帰ろうとしていました。当時彼は高校2年生、16歳でもう少しで17歳になるところでした。パトカーが近づいてきて、後部座席に乗っていた誰かが彼を指したのです。彼ともう1人の若い男は1週間か2週間前に誰かに襲われてリュックを盗られたのですが、彼が犯人だと指摘したのです。カリーフさんは無実だと主張しましたが、警察署に連れて行かれました。彼は「心配することはない。いくつか書類の手続きをするだけだ。すぐに家に帰れる」と言われたそうです。なので、なんにしろ手続き上のことで、朝には家に帰れると彼は思いました。

でもそうはならずに、長期の旅にでることになりました。無実を証明するために刑務所にいなければならない、どうもがいても解決策がみつからない「キャッチ―22」のような状況にになり、検察官の司法取引を何度も拒否しました。彼は「僕は罪を犯していない。自分がやってもいないことに司法取引なんかしたくない。裁判をしてくれ。僕の裁判権はどうなったんだ?」

彼が理解していなかったのは、ブロンクスでは裁判が行われるのは稀だということです。ほとんどは取引ででられるようになるのです。しかし彼は無実を主張し、自分がやってもいないことで司法取引をしないと言い張りったことが、彼を刑務所にとどめることになったのです。ブロンクスでは迅速な裁判といったたぐいのものは完全に欠落していることで悪名が高い。裁判所の機能障害、刑務所システムの機能障害もしかりです。彼はニューヨーク市で最も機能不全に陥っている2つのシステムをいったりきたりして、それが長期間、閉じ込められることになった原因です。

エイミー・グッドマン:それから、録画がリリースされ殴打といった刑務所の恐怖が明らかになりました。守衛がカリーフさんをシャワーまで連れていき、カリーフさんは何か話しているように見えます。すでに手錠をかけられていたカリーフさんは床に投げ倒されます。2010年の別の録画では、彼の顔につばを吐きかけたギャングのメンバーを殴ったところ、十数人のティーンエイジャーの囚人に襲われています。警備員が介入するまで、他の囚人がブラウダーさんの上に群がりしたたかに殴ります。最初の画像は、刑務官が彼の腕の筋肉をねじあげて――

ジェニファー・ゴナーマン:そう、そう。

エイミー・グッドマン:カリーフさんが引っ張り出される前、そしてねじ伏せています。

ジェニファー・ゴナーマン:このとんでもないことを、カリーフさんが釈放されて間もないときに会ったのですが、その時にこの出来事を話してくれました。そして「ビデオを手に入れる」というのです。「どうやったら手に入れられるの?」と思いました。彼はこの出来事に相当頭にきていました。ライカーズで起こった最悪の出来事ということことでなく、それが全部カメラに収められていることなのに刑務官に何のお咎めもないからです。あの状況のなかで正義を得るチャンスが全くなかったのです。そして最終的に、2015年にザ・ニューヨーカーが録画を手に入れ、ウェブで公表したのです。私はカリーフさんと一緒に、一番最初にみました。ほんとに信じられないことです。

エイミー・グッドマン:この話を締めくくる前に、カリーフさんが自殺しておよそ一年後に発表した、最新の記事『カリーフ・ブラウダー、ライカーズで自殺する方法を学ぶ』について話してください。

ジェニファー・ゴナーマン:ちょうど昨日、うちのウェブサイトに載ったこの記事は一部で、残りの部分は今日載りました。音声でも作成して、今週末にウェブサイトとザ・ニューヨーカー・ラジオ・アワーでも放送されます。カリーフさん自身の言葉で独房にいるとはどういうことか話しています。2014年にインタビューしたときのものです。また、ビデオモンタージュも載せています。

彼が亡くなってから、今月になってたくさんの注目を集めています。でも、それは起こってはいけないアメリカの悲劇だという事実は変わりません。ライカーズをはじめ、この国で改革の努力はありました。オバマ大統領はカリーフさんを引き合いにだして、連邦刑務所で独房の使用を減らすと話しました。そのほかにも多くの試みがあります。でも、一年がたって、注目が衰えてきてことの緊急性が失われてきていると感じます。デモクラシー・ナウ!で彼の話を続けてくれたことに感謝します、エイミーさん。

エイミー・グッドマン:ニューヨーカー誌のスタッフライター、ジェニファー・ゴナーマンさん。 最新の記事『カリーフ・ブラウダー、ライカーズで自殺する方法を学ぶ』はここから読むことができます。